宮崎MIYAZAKI

温暖な気候と日照時間に恵まれた「太陽の国」

九州の南東に位置を占める宮崎県は、黒潮の影響で温暖な気候に恵まれています。日照時間も全国トップクラス。ヤシ科のフェニックスが県の木に指定されており、南国的なムードが漂っています。
北西部には九州山地が走っており、県土の7割以上は山地。平地である宮崎平野は、県の中央部から東部にかけて広がっています。
鹿児島県から宮崎平野に流れ込み、日向灘へと注いでいるのが大淀川。県庁所在地である宮崎市は、この大淀川で東西・南北に分断されています。そのため市街地は慢性的な交通渋滞に悩まされていましたが、2008年、河口付近に全長604mの赤江大橋を建造。交通量を分散させることにより、渋滞の緩和が図られました。

リアライズトレーラーが走る、海岸沿いのドライブロード

宮崎市の東部は日向灘に面しています。南北に伸びる一ツ葉海岸沿いの道が、一ツ葉有料道路。映像では、この道路を走っていくリアライズトレーラーの姿を撮影しました。一ツ葉有料道路は国道10号と220号のバイパスで、九州縦貫宮崎自動車道、宮崎新港、そして宮崎空港と連結。県内の人流・物流を支える、重要なコースです。
一ツ葉海岸の南に位置しているのが、青島と堀切峠。海岸線では「鬼の洗濯板」と呼ばれる、ギザギザの奇岩が見られます。固い砂岩と柔らかい泥岩の積み重なった地層が海中から隆起し、長い間波に洗われることで、泥岩が削られてできた地形なのだそう。ダイナミックかつユニークな風景は、国の天然記念物に指定されています。

30年の研究を経て誕生した純国産キャビア

宮崎の特産品というと宮崎牛や完熟マンゴーがよく知られていますが、実は世界三大珍味のひとつ・キャビアの産地でもあります。
宮崎県では1983年から、キャビアの親となるチョウザメの養殖研究が始まりました。国内では前例がないなか試行錯誤を重ね、2004年には完全養殖に成功。そこから参入業者を募集し、研究開始からちょうど30年が経った2013年、ようやく純国産の本格熟成キャビア「MIYAZAKI CAVIAR 1983」が誕生しました。
撮影を行なったのは、ジャパンキャビア株式会社。手作業で採卵し、丁寧にほぐす様子や、岩塩で味付けをする様子を捉えました。その濃厚なコクと旨味、そしてシルクのような口溶けは、国内のみならず海外でも高く評価されています。