徳島TOKUSHIMA

古くから水運が発達した「水の都」

約500もの河川が流れる水の都・徳島県。川に架けられた多くの橋を、リアライズトレーラーは日々渡っています。
徳島を代表する川といえば、県内を西から東へ流れる吉野川。この川に架けられた橋のなかでもっとも新しく、また長いのが阿波しらさぎ大橋です。干潟への影響や渡り鳥の飛行など、環境に配慮した世界初の形式でつくられました。橋上を走っていると、徳島市のシンボルである眉山が望めます。
また映像には、阿波しらさぎ大橋を上回る県内最長の橋・大鳴門橋も登場。 兵庫県と徳島県の間に広がる鳴門海峡に架けられた、四国の玄関口です。橋の下に現れるダイナミックな渦潮「鳴門」は、国の名勝に指定されています。

同じく海上橋である堀越橋でも撮影を行いました。島田島と大毛島を結ぶ橋で、北側には播磨灘、南側にはウチノ海が広がっており見晴らし抜群。橋下の海峡はとても狭いため、海水が轟音を立てながら播磨灘からウチノ海へと流れ込んでいます。
ウチノ海に浮かぶ釣り人のイカダや、真紅に染まる夕暮れなど、走る時間帯によってさまざまな表情が見られるのも、この橋の大きな魅力です。

夏に涼しい伝統工芸品・阿波しじら織

映像の全編を通じて取り上げたのは、徳島県の伝統工芸品である「阿波しじら織」です。撮影したのは、明治30年創業の長尾織布合名会社。現在も糸の染色からできあがった商品の販売まで、一貫して手がけている老舗企業です。木綿糸を深い藍色に染め上げ、天日干しにするところや、機織りの様子など、手間と時間のかかる作業によって美しい着物が生み出されていく過程をカメラに収めました。
阿波しじら織が生まれたのは、明治の初め頃といわれています。大きな特徴は、縦糸と横糸の張力差によって生まれる独特の凹凸「シボ」。これがあることで真夏でも肌に張り付かず、さらりと涼しく着ることができます。
着心地がいい上に手入れもしやすく、普段から着られる阿波しじら織。着物を着慣れない人から通人にまで愛されるというのも納得の、気取りのない粋な織物です。